超高機能テキストエディタ アプリ「Wrix」(iOS/iPadOS版)をアップデートしました!(Version 5.1.7)
別次元の超快適なテキスト編集ができる超高機能テキストエディタ アプリ「Wrix」をアップデートしました!
「Wrix」はApp Storeから無料でダウンロードできます。
– アップデート内容 –
今回のアップデート内容は以下の通りです。
- iOS 15.4に対応しました!
iOS 15.4で追加された新絵文字の一部で発生する問題を修正しました。
同時にこれまで問題が出ていた結合絵文字の処理を修正しました。 - 内蔵辞書ツール機能の検索機能を微調整しました。
- 使用ライブラリを更新しました。
- 内部処理を修正しました。
今回の主なアップデート内容は、iOS 15.4対応です!
iOS 15.4にて新絵文字が追加されましたが、iOS 15.4の正式版リリース後すぐに実機で試した所、一部絵文字が上手く扱えない問題が発生しました。
原因を調べた所、OSが提供しているCoreText APIにて該当絵文字を扱うと1文字が2文字として判断されるのが原因で上手く扱えていない事がわかりました。
その為、急いでCoreText APIの間違えた動作を補完する機能を作成しました。
具体的には、絵文字には結合絵文字というものがあり、複数の絵文字を0x200Dで結合して1文字を表現する絵文字があるのですが、CoreText APIでは0x200Dの結合部分をきちんと認識できない絵文字がいくつか存在し、その際に1文字を2文字として判断する様です。
このCoreText APIの間違えた動作によりきちんと扱えない絵文字が存在していました。
しかし、CoreText APIの間違えた動作が原因とは言え、ユーザーに取っては前面に出る「アプリの問題」として認識されるのでアプリ側で対応するしかないのですよね。
CoreText APIの間違えた動作を補完する機能により該当絵文字の扱いに問題は出なくなりましたが、同時に他の絵文字にも問題がないかを確かめる為、iOS 15.4の実機で全部の絵文字を入力して試しました。
現在、絵文字は大量にある為、単純に全部の絵文字を入力するだけでも1時間40分位かかりました!
「流石にこの絵文字は要らないだろう?」という絵文字が大量にあるのは兎も角、そのお陰で別の絵文字にも同様な問題がある事がわかり、こちらもCoreText APIの間違えた動作を補完する機能を作成しました。
CoreText APIの動作が間違えている問題に関しては、Apple社に報告済みです。
加えて、このCoreText APIの動作と直接関係あるのかは不明ですが、OSの標準テキスト編集UI、及びプリインストールのメモアプリでも該当絵文字関連では色々と動作が変になる様です。
OS自体が絵文字をうまく扱えないのに、年々新しい絵文字を増やしていく状況なのは何ともおかしな話ですね。
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