MIDP Builder2
-エミュレータ設定例-

 MIDP Builder2では、環境設定ダイアログの実行設定タブの個所で複数のエミュレータを定義することができ、メインのウインドウで呼び出すことができます。しかし、エミュレータの設定方法がわからないと定義もできませんので、設定例を3つ以下に示します。

 

-J2ME Wireless Toolkitのエミュレータの設定例-

J2ME Wireless Toolkitのエミュレータを設定する場合は以下の様に設定します。
1. 環境設定ダイアログの実行設定タブで追加ボタンを押下し、コマンド設定ダイアログを開く。
2. コマンド設定ダイアログの設定名にわかりやすく「J2MEWTK」と入力。
3. アプリケーションテキストフィールドには実行させるエミュレータのパスを入力します。
   (設定例:C:\J2mewtk\bin\emulator.exe)
4. 引数テキストフィールドには「-Xdescriptor:%PROJ-BIN%\%PROJ-NAME%.jad」と指定。


-J-PHONEのエミュレータの設定例-

 J-PHONEのエミュレータ(J-SKY Application Emulator)を設定する場合は以下の様に設定します。ただし、J-PHONEのエミュレータは起動に時間がかかるためMIDP Builder2から起動することはあまりお勧めしません。しかし、それでも行いたいという場合は以下に記載する方法を行えばMIDP Builder2からJADファイルを選択完了した状態でJ-PHONEのエミュレータを起動させることができるはずです。
 ※なお、ここで説明する方法は動作を保証するものではありません。 自己責任で利用して下さい。

 ここで説明する方法は、エミュレータを直接呼ぶのではなく、J-PHONEのエミュレータを起動するバッチファイルを指定し、引数としてJADファイルのパスを渡してあげるものです。
 J-SKY Application Emulatorを「C:\J-PHONE-SDK」にインストールし、バッチファイルを「J-EmuRun.bat」というファイル名で保存したとして説明します。

 バッチファイルの内容はWinNT系とWin9x系で指定方法が違います。基本的には、CDコマンドでJ-SKY Application Emulatorのパスにカレントディレクトリを移動させ、javawでjbmidp.jarファイルを指定して起動します。「%1」と指定した個所にはMIDP BuilderからJADファイルのパスが渡されます。
  バッチファイルではそれぞれ以下のように指定します。

WindowsNT系(NT/2000)の場合

cd C:\J-PHONE-SDK
C:\WINNT\system32\javaw -jar jbmidp.jar %1

Windows9x系(95/98/ME/XPノーマル)の場合

cd C:\J-PHONE-SDK
C:\WINDOWS\system32\javaw -jar jbmidp.jar %1

 メモ帳などで上記内容を記載したならば、「J-EmuRun.bat」と名前を付けて適当な場所に保存します。 次にMIDP Builder2で以下の設定を行います。

1. 環境設定ダイアログの実行設定タブで追加ボタンを押下し、コマンド設定ダイアログを開く。
2. コマンド設定ダイアログの設定名にわかりやすく「J-PHONE」と入力。
3. アプリケーションテキストフィールドにはバッチファイルのパスをフルパスで入力します。
  (設定例:C:\MIDPBuilder2\bin\J-EmuRun.bat)
4. 引数テキストフィールドには「%PROJ-BIN%\%PROJ-NAME%.jad」と指定。

 

-KDDIのエミュレータの設定例-

 KDDIのエミュレータ(ezplus Emulator)を設定する場合は以下の様に設定します。ただし、J-PHONEのエミュレータと同様に起動に時間がかかるためMIDP Builder2から起動することはあまりお勧めしません。しかし、それでも行いたいという場合は以下に記載する方法を行えばMIDP Builder2からJADファイルを選択完了した状態でKDDIのエミュレータを起動させることができるはずです。
 ※なお、ここで説明する方法は動作を保証するものではありません。 自己責任で利用して下さい。
 ここで説明する方法は、エミュレータを直接呼ぶのではなく、KDDIのエミュレータを起動するバッチファイルを指定し、引数としてJADファイルのパスを渡してあげるものです。
 ezplus Emulatorを「C:\ezplusTools」にインストールし、バッチファイルを「K-EmuRun.bat」というファイル名で保存したとして説明します。

 バッチファイルの内容はWinNT系とWin9x系で指定方法が違います。基本的には、CDコマンドでJ-SKY Application ezplus Emulatorのパスにカレントディレクトリを移動させ、javawでjbmidp.jarファイルを指定して起動します。「%1」と指定した個所にはMIDP BuilderからJADファイルのパスが渡されます。
  バッチファイルではそれぞれ以下のように指定します。

WindowsNT系(NT/2000)の場合

cd C:\ezplusTools\Tools\Emulator
C:\WINNT\system32\javaw -jar jbmidp.jar %1
Windows9x系(95/98/ME/XPノーマル)の場合
cd C:\ezplusTools\Tools\Emulator
C:\WINDOWS\system32\javaw -jar jbmidp.jar %1
 メモ帳などで上記内容を記載したならば、「K-EmuRun.bat」と名前を付けて適当な場所に保存します。 次にMIDP Builder2で以下の設定を行います。
1. 環境設定ダイアログの実行設定タブで追加ボタンを押下し、コマンド設定ダイアログを開く。
2. コマンド設定ダイアログの設定名にわかりやすく「KDDI」と入力。
3. アプリケーションテキストフィールドにはバッチファイルのパスをフルパスで入力します。
  (設定例:C:\MIDPBuilder2\bin\K-EmuRun.bat)
4. 引数テキストフィールドには「%PROJ-BIN%\%PROJ-NAME%.jad」と指定。


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