キーマクロ
キーマクロは、キー操作を記録して何度でも同じキー操作を自動で行う機能です。
同じキー操作を複数回行う場合はキーマクロとして記録しておけば何度も同じ操作を行う手間が省けるので編集作業が捗るでしょう。
キーマクロに使用できる操作は以下の通りです。
移動
上に移動
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moveUp
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Shiftキーを押しているかどうか。(テキストを選択するかどうか)
押している場合は1、押していない場合は0。 |
下に移動
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moveDown
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Shiftキーを押しているかどうか。(テキストを選択するかどうか)
押している場合は1、押していない場合は0。 |
左に移動
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moveLeft
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Shiftキーを押しているかどうか。(テキストを選択するかどうか)
押している場合は1、押していない場合は0。 |
右に移動
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moveRight
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Shiftキーを押しているかどうか。(テキストを選択するかどうか)
押している場合は1、押していない場合は0。 |
ドキュメントの先頭に移動
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moveDocumentBeginning
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Shiftキーを押しているかどうか。(テキストを選択するかどうか)
押している場合は1、押していない場合は0。 |
ドキュメントの最後に移動
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moveDocumentEnd
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Shiftキーを押しているかどうか。(テキストを選択するかどうか)
押している場合は1、押していない場合は0。 |
Page Up
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movePageUp
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Shiftキーを押しているかどうか。(テキストを選択するかどうか)
押している場合は1、押していない場合は0。 |
Page Down
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movePageDown
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Shiftキーを押しているかどうか。(テキストを選択するかどうか)
押している場合は1、押していない場合は0。 |
行の先頭へ移動
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moveLineBeginning
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Shiftキーを押しているかどうか。(テキストを選択するかどうか)
押している場合は1、押していない場合は0。 |
行の最後へ移動
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moveLineEnd
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Shiftキーを押しているかどうか。(テキストを選択するかどうか)
押している場合は1、押していない場合は0。 |
折り返し行の先頭へ移動
(2.1から)
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moveWrappedLineBeginning
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Shiftキーを押しているかどうか。(テキストを選択するかどうか)
押している場合は1、押していない場合は0。 |
折り返し行の最後へ移動
(2.1から)
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moveWrappedLineEnd
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Shiftキーを押しているかどうか。(テキストを選択するかどうか)
押している場合は1、押していない場合は0。 |
単語の初めに移動
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moveWordBeginning
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Shiftキーを押しているかどうか。(テキストを選択するかどうか)
押している場合は1、押していない場合は0。 |
単語の終わりに移動
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moveWordEnd
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Shiftキーを押しているかどうか。(テキストを選択するかどうか)
押している場合は1、押していない場合は0。 |
上に1行スクロール移動
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moveScrollLineUp
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Shiftキーを押しているかどうか。(テキストを選択するかどうか)
押している場合は1、押していない場合は0。 |
下に1行スクロール移動
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moveScrollLineDown
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Shiftキーを押しているかどうか。(テキストを選択するかどうか)
押している場合は1、押していない場合は0。 |
行移動操作
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moveJumpLine
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行番号 |
編集
元に戻す
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undo
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やり直す
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redo
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- |
切り取り
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cut
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- |
コピー
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copy
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- |
貼り付け
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paste
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- |
引用符付き貼り付け
(2.2から)
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pasteAsQuotation
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- |
削除
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delete
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- |
前方向に削除
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forwardDelete
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- |
挿入
文字挿入
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insert
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テキスト(一部の文字はエスケープする)
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タブ挿入
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insertTab
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Shiftキーを押しているかどうか。(逆インデントするかどうか)
押している場合は1、押していない場合は0。 |
改行挿入
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insertLineBreak
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- |
日付挿入
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insertDate
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- |
時間挿入
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insertTime
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- |
行挿入
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insertLine
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- |
選択
全て選択
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selectAll
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- |
現在の単語選択
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selectWord
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- |
現在の行選択
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selectLine
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- |
選択解除
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selectCancel
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- |
削除
ドキュメントの先頭まで削除
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deleteDocumentBeginning
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- |
ドキュメントの終了まで削除
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deleteDocumentEnd
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- |
行の先頭まで削除
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deleteLineBeginning
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- |
行の最後まで削除
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deleteLineEnd
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- |
折り返し行の先頭まで削除
(2.1から)
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deleteWrappedLineBeginning
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- |
折り返し行の最後まで削除
(2.1から)
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deleteWrappedLineEnd
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- |
単語の初めまで削除
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deleteWordBeginning
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- |
単語の終わりまで削除
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deleteWordEnd
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行削除
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deleteLine
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- |
変換
小文字に変換
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toLowerCase
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- |
大文字に変換
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toUpperCase
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- |
半角文字に変換
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toHalfWidth
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- |
全角文字に変換
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toFullWidth
|
- |
半角カナを全角カナに変換
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fromHalfKanaToFullKana
|
- |
半角カナを全角ひらがなに変換
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fromHalfKanaToFullHiragana
|
- |
全角カナを半角カナに変換
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fromFullKanaToHalfKana
|
- |
全角カナを全角ひらがなに変換
|
fromFullKanaToFullHiragana
|
- |
全角ひらがなを半角カナに変換
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fromFullHiraganaToHalfKana
|
- |
全角ひらがなを全角カナに変換
|
fromFullHiraganaToFullKana
|
- |
検索
検索テキスト設定
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setFindCondition
|
テキスト(一部の文字はエスケープする)
大文字小文字を同一視するかどうか
同一視する場合は1、同一視しない場合は0。
正規表現を使用するかどうか
使用する場合は1、使用しない場合は0。
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次を検索
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findNext
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- |
前に検索
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findPrev
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- |
置き換えテキスト設定
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setReplaceText
|
テキスト(一部の文字はエスケープする) |
次を置き換え
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replaceNext
|
- |
前に置き換え
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replacePrev
|
- |
全て置き換え
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replaceAll
|
- |
キーマクロの仕様
キーマクロファイルは以下の様に記載されます。
例:
//2.2
moveUp(0)
moveRight(1)
insert("Test!\n")
insert('\tTest2!')
ファイルフォーマット
文字コードはUTF-8、改行コードは「\n」(LF)のみ使用可能です。
拡張子は「samac」です。
記載する内容は、バージョン、行コメント、関数のみです。
バージョン
先頭行には必ずバージョンの記載をします。
コメント
コメントは行コメントのみで、行の先頭に「//」を指定した場合のみ有効です。
関数
関数は以下のフォーマットで指定します。
関数名([引数[, 引数2]])
引数
引数は「(」と「)」の間に指定します。引数が無い場合でも括弧は必要です。
引数の型には数値型と文字列型があります。
数値型引数
数値を指定します。
文字列型引数
文字列は「"」か「'」で囲んで指定します。
以下文字は「\」でエスケープする事で使用できます。
- 改行コード -> 「\n」
- タブ文字 -> 「\t」
- 「"」 -> 「\"」
- 「'」 -> 「\'」
- 「\」 -> 「\\」
引数が複数ある場合
引数が複数ある場合は「,」で区切ります。
制限事項
Wrixテキスト編集エンジンで使用できるキーマクロには以下の制限があります。
- タッチ操作によるカーソル移動には対応していません。
カーソルの移動にはカーソルコントローラーや移動メニュー、移動パネルを使用してください。ただし、複数タップによる単語、行選択には対応しています。
- 外付けキーボードによる移動操作には制限があります。
外付けキーボードによる移動操作は移動方向が取れないため、無視します。カーソルコントローラーや移動メニュー、移動パネルを使用してください。
※バージョン2.3から、デフォルトで移動キー操作をキー割り当て設定しました。この設定を使用している場合はこの制限には該当しません。
- 外付けキーボードによる削除処理に関して、Delete(WindowsではBackSpace)とForward Delete(WindowsではDelete)の違いを識別するのが困難なためDeleteに統一されます。
(iOSから両方混ざった値が渡されて来る為、違いを識別できません。)
Forward Deleteを使う場合は削除メニューを使用してください。(ソフトウェアキーボード使用時はDeleteキーしか無いため問題になりません。)
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