イー・アクセスが実験を行っているTD-SCDMA(MC)(time division-synchronous code division
multiple access multicareer)が実効速度2Mビット/秒程度出たらしい。
(参考記事:イー・アクセスの無線データ実験,「実効は2メガ程度」
(IT Pro))
実用化されれば3G携帯電話と競合するのは確実だろう。さらにADSL同様に安価での定額制になれば、現在の偏ったモバイル通信市場がインターネット同様オープンになるはずであり、今まで携帯電話キャリアのせいで押さえつけられていた企業などが発展する可能性が高くなる。
なぜならば、現在のモバイルコンテンツ市場というのは、コンテンツ料は500円程度なのに対して、回線を牛耳っている一部の企業は料金回収手数料に加えそれ以上のパケット通信料金で収益を上げている構造になっている。これではいくらコンテンツを持っていても回線を持っている他社がさらに儲かるシステムになっているため、どう考えてもおかしい。しかし、インターネット同様オープンになればその偏った構造が崩れ去ると考えている。そうなれば、さらに市場が活性化し、パケット課金などという馬鹿げた料金体制で収益を上げていた企業の内何社かは消えてなくなるはずである。
先日以下のようなニュース記事があったが、TD-SCDMA(MC)などの高速無線通信回線が広まったときに果たして本当に死ぬのはどちらになるのだろうか?
特に内部のソフトウェアをPCのように自由に追加したりできず、端末価格の高い携帯電話は本当に必要なのかを考えてもらいたい。
「PDAは死んだ」と英Symbian
CEO (ITmedia)