末期症状のメールシステム

　現時点で多くの方はspamメール(迷惑メール)に悩まされていることかと思います。私自身も1日に50通以上のspamメールが届きます。
　 ただし、私の場合は自分で開発したソフトウェア(Mail Check It!)でフィルタをしているのでほとんど気になりませんが、日に日に数が増えていくによる不安はあります。

　迷惑メールの原因としては、「メールは安価で送り放題」であり「迷惑メールの法律がほとんど機能していない」ことが挙げられます。そもそも許可していない者がメールを送る付けることができることも問題と考えることができますね。
　プロバイダの中には迷惑メールを報告すると「所轄の警察署や （財）日本データ通信協会にも通告ください」と返答されることがあります。しかし、法律が機能していないので報告する気にもなりません。

　先日、ある大手家電メーカーのメールサーバが中国系のスパマーのspamメール送信の踏み台にされていました。家電メーカーに問い合わせたところ、「一時的に立ち上げたメールサーバが悪用された」とのこと。テストのためなのかわかりませんが、一時的に立ち上げて悪用される位だから余程セキュリティ的に甘かったことは事実ですが、それを悪用しようと探し回っている輩が多いのも事実です。

　このように慢性的に迷惑メールに悩まされているメールシステムは末期症状であると考えて全く新しい迷惑メールに悩まされないようなメールシステムを作る必要があるのではないかと考えています。