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DoJa
Builder
Ver 1.x
-基本-
-バージョンアップ・ライセンス-
-開発-
-カスタマイズ-
-その他-
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DoJa Builderは、DoJa(iアプリ)アプリケーション開発ツールです。 iアプリは、NTT DoCoMoの携帯電話端末上で動作するJavaアプリケーションです。 つまり、DoJa BuilderはNTT DoCoMoのiアプリが開発できるのです!
DoJa Builderが提供する機能は、以下に挙げるように本格的な開発を行っている私どもが必要と感じた機能を一通り提供していますので、とても便利に使えるはずです。
- オブファスケーターを使用したファイルの軽量化
- 外部Classファイルを使用したビルド
- 外部エミュレータの起動
- ビルド後のファイルサイズ表示
上記機能は、NTT DoCoMoの配布しているJ2ME Wireless Toolkit for DoJaではできません。そのため、DoJa Builderを使わない開発時は複数のツールやコマンドを使用することになりとても面倒です。本格的な開発を行ってみればDoJa Builderの便利さが理解できるはずです!
現在、起動回数限定バージョンがダウンロードできますので、DoJa Builderの便利さを理解するためにも是非試用してみて下さい。
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DoJa Builderを使うためには以下のソフトウェアが必要です。
- JDK1.3以上 (必須) ※JDK1.4でも動作確認済みですが、JDK1.4ではJ2ME Wireless Toolkit for DoJaがインストールできませんので少し裏技が必要です。
- J2ME Wireless Toolkit for DoJa Release 2以上 (必須)
NTT DoCoMoサイトから無料でダウンロードできます。
- RetroGuard 1.1以上 (任意) ※GPLで配布されているオブファスケーターツール(無料)
- JDK1.3以上が実行できるWindows (95/98/ME/NT/2000/XPなど)
※現在のところWindowsでしか動作確認をしていませんが、設定ファイルの書き換えでWindows以外にも対応できる作りになっています。
※ただし、私どもではWindows以外のOS上ではテストをしていません。
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Q:J2ME Wireless Toolkit for DoJaと同時に使用できますか?
はい、できます。
DoJa Builderは、基本的にJ2ME Wireless Toolkit for DoJaで作成したプロジェクトを使用します。ただし、J2ME Wireless Toolkit for DoJaで使用するプロジェクトディレクトリに独自ディレクトリを作成して使用するためJ2ME Wireless Toolkit for DoJaの使うディレクトリやファイルとぶつかることはありません。このように、DoJa BuilderはJ2ME Wireless Toolkit for DoJaでプロジェクトを作成した後に非常に便利に使用できます。
※J2ME Wireless Toolkit for DoJaのプロジェクトを使用するのは、JAMファイル、ディレクトリ作成機能を利用するためだけです。そのため、JAMファイル、ディレクトリ作成ができる知識があればJ2ME Wireless Toolkit for DoJaを使用しないでも利用できるようになります。
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オブファスケーターは本来、Classファイルの中に記載してあるクラス名や変数名を「a」や「b」のように短い名前にして可読性を悪くするものなのですが、副産物としてClassファイルが軽くなります。
DoJa Builderでは、オブファスケーターとしてGPLで配布されているRetroGuard(無料)を使用します。このRetroGuardを使用して試したところ、ファイルサイズを30〜500バイト以上も減らすことができました!
PC向けの開発を主に行っている方に取っては30〜500バイト以上減らすことができても大したことはありませんが、容量制限が厳しく、通信速度も遅い携帯電話向けに開発を行う際にはこのファイルサイズ削減機能はとても大きいものになります! ファイルサイズの削減は通信時間の削減であり、通信費の削減にも繋がるのです!この機能を使えばファイルの軽量化のためにクラス名や変数名などを短くする努力も必要ありません。そしてクラス名が短くなってもJAMファイルに記載する内容はDoJa Builderが自動的に書き換えてくれるので、是非使用することをお勧めします。
当然、RetroGuardの英語のマニュアルを読む必要もありません。ダウンロードして適当な場所に解凍するだけの手間だけで使用できるようになります!なお、このオブファスケーターによる最適化は、SunのJ2ME Tech Tipsでも紹介されています!
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はい、動作します。JDK1.4ではClassファイルのフォーマットが変更されているため、コンパイルの際に-target 1.1オプションを付けなくてはなりませんが、DoJa Builderにはこのオプションを自動的に付ける機能が付いています。
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Q:ダイアログを表示している時に操作ができなくなる時があるのですが?
環境設定ダイアログなどのダイアログを表示している時に他のウインドウの後ろに隠れてしまうと、DoJa Builder自身にフォーカスを与えてもダイアログが表示されず、DoJa Builder自身の操作ができなくなるというこの問題は認識しています。しかし、これはJavaVM自身の問題なので何もできません。
DoJa Builderにフォーカスを与えた後に再度操作させるためには、以下のようにします。1. 「Alt + Tab」キーを押してディスプレイ中央に実行中のアプリケーションの一覧が表示させる。
2. Altキーを押しながらTabキーを連打、またはAlt + Shiftキーを押しながらTabキーを連打してDoJa Builderを選択。上記のように行えばDoJa Builderのダイアログが表示され、再度操作ができるようになります。
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ホイールマウスのホイールによるスクロールはWindows版Java1.4のJavaVMで対応されました。もしホイールによるスクロールをしたいのであればJavaのバージョンを1.4に上げて使用して下さい。
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エラーダイアログが出て起動できないこととして大きく分けると以下の2つのことが考えられます。
- 起動回数限定版を使っている時に限定された起動回数を越えた場合
ライセンスを購入して製品版を使うようにして下さい。
- Windowsのシステムエラーダイアログが表示される場合
- IME98を使っている場合、IME98自身の問題でJavaVMが落ちてしまうことがあります。
この問題を回避するには、IME98 SR1以上をMicrosoftのサイトからダウンロードしてインストールすると回避できるはずです。ただし、SR1以上のインストール後に何らかの不具合が出たとしても私どもSkyArtsは一切責任を持ちません。- J2SDK 1.4のJava2DのバグによりVMがクラッシュしてしまうことが確認されています。
これはJ2SDK 1.4のJavaVM自体の問題であるため、J2SDK 1.3にバージョンを下げれば改善されると思われます。こちらで試した限りではWindows2000+J2SDK1.4の組み合わせでは問題は出ませんでしたが、この問題を報告して下さった方はWindows98で試したということです。- 上記以外の場合、MIDP BuilderにはWindowsのタスクを強制終了させる機能はありませんので、JavaVMなどの不具合が考えられます。Sunのサイトなどから情報を検索してみて下さい。そして改善されたならば報告をお願いします。
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DoJa Builderは、商用、非商用を問わず継続した使用をする場合は、1コンピュータ分につき525円(内訳500円+消費税(5%))をお支払い下さい。 つまり、2台のコンピュータで使う場合は2ライセンス購入していただくことになります。このことを無視して使用した場合は違法コピーとして犯罪になります。
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1コンピュータ分につき525円(内訳500円+消費税(5%))をお支払い下さい。
お支払い先はこちらのページに記載されています。お支払いいただきましたならば、メールにてご一報下さい。入金確認が出来次第、製品版をメールにてお送りします。
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Q: 製品版のライセンスを持っていますが、バージョンアップした時はどうなるのですか?
バージョン1.x系のライセンスを購入していただいた方には1.x系のバージョンアップした製品版をお送りしています。
もし、さらに機能を追加して別の製品となるv2.x系をリリースした場合は1.x系のライセンスをお持ちの方は別途特別料金でアップグレードして頂く形になります。当然その時には1.x系のライセンスを持っていない方よりも安く提供する予定です。
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・ v1.0 -> v1.1の変更点
パッケージ指定があるJavaファイルをビルドできない問題を解決しました。同時にビルド時間の高速化を行いました。
また、プロジェクトを開いたときにコンソールをクリアするようにしました。
v0.1.1、v0.1.2、v1.0をお使いの方は、「DoJaBuilder.jar」ファイルを置き換えることで設定はそのままで新しいバージョンをお使いいただけます。
・ v0.1.1 -> v1.0の変更点
パッケージ指定があるClassファイルをビルドできない問題を解決しました。この問題の解決により正式版としてv1.0になります。v0.1.1をお使いの方は、「DoJaBuilder.jar」ファイルを置き換えることで設定はそのままで新しいバージョンをお使いいただけます。・ v0.1 -> v0.1.1の変更点
コンパイル時に推奨されないメソッドを使用した際に警告を出すように「-deprecation」オプションを付加しました。v0.1をお使いの方は、「DoJaBuilder.jar」ファイルを置き換えることで設定はそのままで新しいバージョンをお使いいただけます。
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Q: Webからダウンロードできる起動回数限定バージョンの制限を教えて下さい?
基本な機能は製品版と変わりがありませんが、起動できる回数が5回までとなっています。5回よりも多く使用したい場合は製品版のライセンスをご購入下さい。
なお、逆コンパイルなどによる改変などは一切許可しておりませんので、そのような行為を行って不正に5回よりも多く起動した場合は不正使用となります。
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Q:DoJa Builderで使用するディレクトリを教えて下さい。
DoJa Builderは、J2ME Wireless Toolkit for DoJaで作成したプロジェクトを使用します。そのため、使用するディレクトリはJ2ME Wireless Toolkit for DoJaで作成したプロジェクトのルートディレクトリ内になります。
J2ME Wireless Toolkit for DoJaが「C:\J2MEWSDK4DOJA」にインストールされている場合は以下のようなディレクトリ構成になります。C:\J2MEWSDK4DOJA +-apps | +-プロジェクトのルート | +-bin | +-res | +-src +-bin +-docs +-lib +-tools上記のディレクトリは通常通り使用できます。
- src
ビルドするJavaファイルを入れる- res
使用するリソースファイル(GIFなど)を入れる
DoJa Builderでプロジェクトを開くと以下のようにbin2、lib2ディレクトリがプロジェクトのルートディレクトリ下に作成されます。C:\J2MEWSDK4DOJA +-apps | +-プロジェクトのルート | +-bin | +-bin2 | +-classes | +-lib2 | +-res | +-src | +-tmpclasses +-bin +-docs +-lib +-tools
- bin2
DoJa Builderで作成したファイル一式(JAM、JAR)が入る。JAM、マニフェストファイルに付いては、binディレクトリ内にあるものをビルド毎にコピーして使います。- lib2
同一JARに含むClassファイルを入れる。パッケージ指定がある場合は、パッケージと同じようにディレクトリを作成して使用して下さい。- src
J2ME Wireless Toolkit for DoJaの時と同様にJavaファイルを入れます。ただし、Javaファイル以外のファイルを入れるとエラーになります。パッケージと同じディレクトリ構造を作成しても使用できます。- res
J2ME Wireless Toolkit for DoJaの時と同様にリソースファイルを入れます。なお、J2ME Wireless Toolkit for DoJaを使用する場合のことを考えてclasses、 tmpclassesに入れたClassファイルはすべて削除します。
上記のようにJ2ME Wireless Toolkit for DoJaで作成したプロジェクトのルートディレクトリ内に独自ディレクトリを作成して使用しますので、J2ME Wireless Toolkit for DoJaと同時に利用できるのです。
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DoJa Builderは、現在開いているプロジェクトに対し、以下の処理を行います。
1. コンパイル
2. RetroGuardでオブファスケート処理(RetroGuard使用時のみ)
3. 実行前検証処理(Preverify)
4. JARファイル作成(マニフェストファイル無し)
5. JAMファイル内の記述の書き直し(AppName、AppClass、AppSize、LastModified)
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Q: J2ME Wireless Toolkit for DoJaを使わないで開発したいのですが?
DoJa Builderは、基本的にJ2ME Wireless Toolkit for DoJaで作成したプロジェクトを使用します。しかし、JDK1.4しかインストールされていない場合はJ2ME Wireless Toolkit for DoJa自身がインストールできません。そのため、JDK1.4上で使用するためには少し環境面での設定を行います。
以下にJ2ME Wireless Toolkit for DoJaを使わずにDoJa Builderを使用するための設定例を示します。なお、Windows上で使用することを前提に記載します。
1. 開発用ディレクトリ作成
開発用のディレクトリを作成します。ここでは、「C:\J2MEWSDK4DOJA」を作成することにします。2. プロジェクト用ディレクトリ作成
プロジェクトを置くためのディレクトリを作成します。ここでは、「C:\J2MEWSDK4DOJA\apps」を作成することにします。3. 実行前検証処理(Preverify)ツールの準備
DoJa(iアプリ)に限らず、MIDPなどのCLDCを使用しているプロファイルでは実行前検証処理を行う必要があります。そのため実行前検証処理ツールを用意します。
実行前検証処理ツールは、 開発用のディレクトリの下にある必要があるので、「C:\J2MEWSDK4DOJA\bin」を作成し、「preverify.exe」を置きます。この「preverify.exe」はCLDC実装やMIDPの実装、J2ME Wireless Toolkit(MIDPの方)のを使用します。4. ライブラリの用意
コンパイルなどを行うためにはライブラリが必要になります。J2ME Wireless Toolkit for DoJaの「dojaapi.jar」を手に入れます。そして「C:\J2MEWSDK4DOJA\lib」を作成し、「dojaapi.jar」を中に入れます。5. 「dojaapi.jar」が手に入らない場合の設定
「dojaapi.jar」が手に入らない場合は、CLDC実装やMIDPの実装、J2ME Wireless Toolkit(MIDPの方)などからライブラリを手に入れます。ここでは、J2ME Wireless Toolkit(MIDPの方)から「midpapi.zip」を手に入れた場合を説明します。
「C:\J2MEWSDK4DOJA\lib」を作成し、 「midpapi.zip」を中に入れます。そしてDoJa Builderの設定ファイルの「DoJaBuilder_Text.ini」をエディタで開き「ToolkitLibZIPPathName=lib\dojaapi.jar」と記載のある行を探し出し、「ToolkitLibZIPPathName=lib\midpapi.zip」に書き換えます。
まだこの時点ではCLDCレベルのクラスライブラリしかありませんので、i-Jadeに付属のDoJaクラスライブラリを使用します。「C:\J2MEWSDK4DOJA\lib」の中にi-Jadeに付属のDoJaクラスライブラリ「i-jade-x.jar」(xの部分はnやfがあります)を入れておきます。
DoJa Builderを起動し、環境設定ダイアログを開きます。基本設定タブの一番下にある外部クラスパスに「C:\J2MEWSDK4DOJA\lib\i-jade-x.jar」と指定します。
上記方法でJ2ME Wireless Toolkit for DoJaを使わずにDoJa Builderを使用することができるはずです。
ただし、以下の注意点を守って使用して下さい。
- 「プロジェクトディレクトリ\bin」内には「<プロジェクト名>.jam」ファイル置くこと
DoJa Builderは各プロジェクトディレクトリの「\bin」内にある「<プロジェクト名>.jam」ファイルを使用しますので、必ず「プロジェクトディレクトリ\bin」内には「<プロジェクト名>.jam」ファイルを作成して入れておいて下さい。- 各プロジェクトディレクトリの下には「\bin」、「\res」 、「\src」ディレクトリを作成すること
jamファイルを入れる「\bin」ディレクトリ、リソースファイルを入れる「プロジェクトディレクトリ\res」ディレクトリ Javaファイルを入れる「プロジェクトディレクトリ\src」ディレクトリは最低限必要なので各プロジェクトディレクトリの下に作成しておきます。
もし、Windows以外の環境で使用する場合は、DoJa Builderの設定ファイルの「DoJaBuilder_Text.ini」内に指定してあるパス文字「\」を環境に合わせて変更すれば上記方法でも使用できるようになるはずです。
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JDKのバージョンを変更したり、JDKのパスを変更していませんか?
もし上記のような変更を行った場合は環境設定ダイアログでJDKのパスなどを変更して下さい。
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プロジェクトディレクトリの下にあるsrcディレクトリにJavaファイル以外のファイルを入れておくとコンパイルできません。srcディレクトリにはJavaファイルだけを入れるようにして再度ビルドしてみて下さい。
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Q:ビルドしたiアプリをZentekTechnologyのi-JADEで実行する設定を教えて下さい
以下の設定を行って下さい。
1. 編集メニューの環境設定を選択し、環境設定ダイアログを開きます。そして実行設定タブを選択します。
2. 「Application Path」に添付の「EmuRun.bat」ファイルのパスをフルパスで指定します。
3. Parameterを「%PROJ-BIN%\%PROJ-NAME%.jam」と指定※ 「%PROJ-BIN%」という文字列は、プロジェクトディレクトリ内の(DoJa Builderのビルド成果物を入れる時に使用する)bin2ディレクトリに置 き換わります。
※ 「%PROJ-NAME%」という文字列は、プロジェクト名に置き換わります。
※ 「EmuRun.bat」内は「C:\i-jade\i-jade-n.jar」という形で i-JADEのJARファイルをフルパス指定していますので、使用する環境に合わせて「EmuRun.bat」の内容を書き直して下さい。
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DoJa Builderのメッセージの文言は、「DoJaBuilder_Text_ja_JP.ini」(日本向け)に記載されています。このファイルの中を変更することで表示されるメッセージを変更することが可能になります。各メッセージに関する説明は同ファイル内のコメントを参照して下さい。
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Q: エミュレータの代わりにバッチファイルを起動できますか?
はい、できます。引数としてパスを指定できますので、バッチファイルの作り方次第では何らかのコマンドを処理させることも可能です。
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ご意見、ご要望はいつでも受け付けていますので、こちらのアドレスまでメールでお送り下さい。良いご意見、ご要望の場合はバージョンアップの時に機能追加等で対応する可能性があります。
なお、これは返答を保証している訳ではありませんのでご了承下さい。
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ライセンスをご購入頂いた方からの質問はいつでも受け付けています。こちらのアドレスまでメールでお送り下さい。
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